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使徒編8章 目覚めの記憶

2019/11/30 (Sat) 20:45:52
使徒編最終章、投稿開始します。よろしければお付き合いください。



使途編8章 目覚めの記憶
chapter-1 王の娘

=全体MAP・オープニング=

教団の宣誓より7日。
トリフォニア王女率いる連合軍は、ついに反攻を開始した。
“マクダレーナ”との戦いの終わりは、すぐそこまで迫っていた。

大冬の終わりはすぐ、傍に。



あの時は最善を尽くした。だが、出来る事には限度があった。
それが付け入る隙になった。

次に最善を奪われた。それを止める事はできなかった。無力をどれほど嘆いたことか。
それが付け入る隙になった。

そして選択を奪われた
全くもって情けない話だ。私には力も、器も素質もなかった。

それが――付け入る隙になった。

最早私は、正しき道には戻れない。だが、次に続くものがいればこの国のための徒花と消えられる。

それが、最後の贐だ。

■オープニング1


ディルカ「この夜が明ければ、いよいよ決戦です。物資の調達、話したい相手がいるのであれば、今のうちに行っておいてください。」

トリーシャ「分かりました」

ディルカ「明日はラニアの全てがかかっているといってもいいでしょう。我々は必ず勝たなければならない。
しかし、もしもの時はセイシェルへ落ち延びてください。貴女さえいればどんな形であってもラニアは」

トリーシャ「貴方にとってはエクウェスという組織の長という立場を分不相応に感じているかもしれません。でも、貴方は今日までエクウェスの長を勤め上げ、ラニアを守ってきた。これは間違いなく貴方にしかできなかった事です。
ありがとう。ディルカ」

ディルカ「――トリフォニア様」

トリーシャ「それに、たとえどのような形になったとしてもこの国が、この国の民が笑っていられるのなら。私はそれでいいのです」

ディルカ「では、なおさら勝たなければなりませんね。明日の戦いは。……」

トリーシャ「どうか、しましたか?」

ディルカ「いや、なんでもねえ。ちょっと昔を思い出しただけだ」

トリーシャ「お父様の事ですか?…」

ディルカ「あ、っと。コホン、はい。あの方にはお世話になりしたから」

トリーシャ「そう、ですか。
私は未だにマクダレーナにいいように利用されて捨てられたお父様の事を、好きになれないのです」

■拠点会話

◆フェードルとアレックス

フェードル「―――」

アレックス「お、いたいた兄くん!精神統一中?いい酒手に入ったんだ、一緒に飲もうぜ」

フェードル「アレックスか。そうだ、昂りを抑えていた。明日はおそらくラニアにとって最も重要な一日となるだろう」

アレックス「さすがだなあ、兄くん」

フェードル「お前も昂っているのだろう。呼び方が昔に戻っている」

アレックス「叶わねえな、兄くん。俺の事なんかお見通しだもんな。
最悪この国、無くなるんだろ?」

フェードル「我らが負けても、教団やマクダレーナはどうにかなる。だがこの国の主導権は確実に他国に奪われる、らしい。そうトリフォニア王女とディルカが言っていた。」

アレックス「でもさ、正直そんな事はどうでもよくて。こんな大きな戦いに兄くん、いや兄貴と一緒にまた戦えるって事の方がうれしくて」

フェードル「嬉しい事を言ってくれるな」

アレックス「もちろん、分かってるぜ?これからは戦いの時代じゃないってのはさ。だから、なおさらなんだよ」

フェードル「生き残り、案外お前かも知れんぞ」

アレックス「強いだけじゃなくて、礼儀も正しいしさ。貴族王族相手にだって対等に話ができるとこも、ホント兄貴は」

フェードル「酒だ」

アレックス「兄貴?」

フェードル「持ってきたんだろう?兄弟二人、ラニア解放の前祝いとしよう」

アレックス「応!」

乾杯する兄弟。



■拠点買い物

鉄武器
鋼武器 
銀武器
傷薬
調合薬
特効薬
マスタープルフ
エナジーリング
ボディリング 
ブーツ


■戦闘準備画面へ



■戦闘前会話1

トリーシャ「フローレとシャルティエルは戻っていますか?」

ディルカ「いいえ。今の所戻ったという報は聞いていません。」

トリーシャ「そうですか」





演説:トリーシャ

「エクウェス、ラニア軍、セイシェル復興部隊の皆さん。ここに集ってくれた事への感謝を」

「私一人ではここまで来れなかった。そして、これからも多くの人の力を借りていくと思います」

「ラニアはこれまで多くの大きな苦難に見舞われてきました。…何か大きなものに縋りたくなる事だってある事も」

「けれど、私は、旅の中で知りました。その中でラニアは王も、貴族も、平民も、傭兵も弱き者など一人もいなかった」

「統治する力と作物を作る力は全く違う物であり、また、双方が双方を生かす関係なのです。縋るのではなく支えあうのだと。だから私たちは上も下もない」

「今度こそ、ラニアという国からマクダレーナによって奪われたものを取り戻します。その為に私の力を皆に預ける。ですから、皆の力を私に預けてください!」




■戦闘前会話2
城門
ミケイル「くくく。マクダレーナ様復活は、闘争と勝利こそふさわしい!」

カーティス、城内より出現。ミケイルに隣接。
ミケイル「どうしたカーティス」

カーティス「城門の守りは私と配下が受けもとう。貴様は復活するマクダレーナ様の元にいるがいい」

ミケイル「いいのか?マクダレーナ様復活の瞬間に立ち会うことのできる栄誉を賜る機会だぞ。人間」

カーティス「構わぬよ。その瞬間に立ち会いたいのは貴様あろう?
それに私とて一度はこの国の王となった意地がある。勝利は私が受けもとう」

ミケイル「ふ、ふははは。ははははは!」

ミケイル、ワープして消える。


トリーシャ軍、城の前に展開。

カーティス「来たか、小娘。貴様らを倒せば、ようやくこの国をマクダレーナ様に捧げることができる」


トリーシャ「カーティス…!」

ディルカ「トリフォニア様…」

トリーシャ「とにかく、カーティスとは一度話してみます。なぜ、あの人が変わってしまったのかそれを、フォルトゥナ前王の娘として問いただすべき事でしょう」

■戦闘

ディルカ、フェードル、アレックス、シェリカ、オーキス、モンテーロ、トリーシャ、フローレ、加入




勝利条件:城門制圧
敗北条件:トリーシャの死亡
敵:アポストル

敵兵省略
アポストル、ラニア兵、残滓の魔物




カーティス
レベル:20
 クラス:ジェネラル
 持ち物:勇者の剣 スレンドスピア 銀の斧
武器レベル:槍A 剣A 斧A
スキル:大盾
 HP:50 力:16 魔力:1 速さ:12 技:15 守備:16 幸運:3 魔防:12 体格:14 移動:5
地形効果:城門


◆敵増援
省略


■攻略情報
最終決戦パート1

操作ユニットはディルカ、フェードル、アレックス、シェリカ、オーキス、モンテーロ、トリーシャである。

ユニットの構成が大幅に変化しているため注意するべし。ただしいずれも強力なユニットであることに間違いがない。

7ターン目にフローレが参戦する。
制圧自体はそこそこ容易。

■7ターン目
城内より、フローレが出現。青ユニットとして操作可能になる。

フローレ「間に、会った」




■ボス初戦時

◆通常会話
カーティス「マクダレーナがこの国を治めていた時、この国はラニアの大冬を過ぎて最も平和だった事を忘れたか!即ち最善は、血統も家柄も関係がない!強大な力を持つものが圧倒的な力を持って統治するしかない!これがなぜ分からん!」


◆ボス特定会話
 
・フェードル

フェードル「カーティス王」

カーティス「ラニアの皇帝か。その名、相変わらず貴様は我らの苦心をあざ笑うかの如く不遜な称号だな。国など役に立たぬと、貴様はそう言いたいわけか」

フェードル「私にそのようなつもりはありません。私の誓った忠誠は、国の自由と平和へ誓ったもの。王に間違いがあるというのなら進言申し上げるのもまた、当然の事」

カーティス「戯言を!一介の傭兵ごときが国を動かせると思うな」


・ディルカ
ディルカ「カーティス王!」

カーティス「ディルカか。貴様は確か前王に恩があるのだったな」

ディルカ「貴方の望む、国の治め方はこれか!?」

カーティス「国を治める者には、理念だけではない。力と器が必要だ。生憎私にはどちらもなかった。エクウェスの長でありながら、力の足りぬ貴様にならば理解できるのではないか?
故にマクダレーナが必要だった。あの力であれば国の運用に不足はない。」

ディルカ「分からない訳じゃない!けれどっ!自分に出来る事から逃れるつもりもない。貴方は違うのか!?」

カーティス「この国をマクダレーナに売り渡そうとする男にそんなものがあるとでも?」

ディルカ「いいや、あるはずだ。」

カーティス「なに?」

ディルカ「貴方はこの国が正しく導かれることを望んでいたはずだろう!今なら分かる、陛下亡きあと、最も損な役割を引き受けて。この国を何とかしたいと思ったからじゃないのか!?自分の力で出来なくても――この国にそれが足りなくても!それを作り出すことができると考えた。だからこそ、貴方はアポストルを」

カーティス「話は終わりだ。エクウェスの長、英雄ディルカよ。我らの野望を阻まんとするのならば、この私を倒していくがよい」

ディルカ「くっ」



・フローレ
カーティス「フローレ。もはや語る事はない」

フローレ「はい、お父様」


・トリーシャ

カーティス「貴様に王の資格などない。国を見捨て、野に下った貴様には」

カーティス「王の地位、貴様に明け渡すなどあり得ぬ。」

カーティス「トリフォニア、貴様がこの門を超えることはない。否!超えさせることはない」

カーティス「超えるつもりなら、マクダレーナを超えて見せるがいい」

トリーシャ「――行きます」

■ボス撃破時

カーティス「く、くくく。これで…!」



■ボス撃破時
◆通常

カーティス「…」

■エンディング

フローレ「……」
フローレ、唇をかみこぶしを硬く握りしめている。

カーティス、槍で体を支え立っている。
カーティス「なぜだ…なぜ。とどめを刺さぬ」

首を横に振るトリーシャ

トリーシャ「アポストルがあなたを脅迫、利用し操っていたのではなく。真実はその逆だったのでしょう?貴方はラニアの為に、アポストルと彼らのマクダレーナ復活を利用し、この国の為に動いた」

カーティス「なぜ、そう思う。」

トリーシャ「貴方は誰よりもラニアの事を愛していた。けれど、ラニアの大冬で手柄をお父様の事を、誰よりも悔しく思っていたのも、きっと貴方だった。


貴方であれば、
マクダレーナと貴方のつながりを否定する事も後悔する事も。
アポストルを受け入れることも、拒絶する事も。
マクダレーナを復活させる事も、それを阻止する事も。
私を殺すことも、私に国を継がせることも。
いま、起こっている現状をこんなに大きな問題にすることなんて一つもなかった。それに、あなたの行動はマクダレーナに取り込まれたにしては意欲的すぎるんです。」

カーティス「……」

トリーシャ「セイシェルのエイル様、トルケのセレン様、ヴェルザンディのリッシュ様、ベルニアのティーン様、ベルターナのアスレア様…
かつての戦争で軍を率い、マクダレーナを倒すための中核となった者たち。我々ラニアは神話の英雄を始祖とする国でありながら、そこに食い込めなかった。」

カーティス「……」

トリーシャ「かつての戦争で、ラニアという国はただ流されるままだった。」

トリーシャ「マクダレーナを倒した英雄がいないなら――、マクダレーナを倒させればいい。
私をマクダレーナ討伐の英雄とするための、あなたの戦略だったのですね」

カーティス「――良くそこまでたどり着きましたね。トリフォニア様。
アポストルに入れ知恵し、今の形に導くことは容易くはありませんでしたが、また難しくもありませんでした。アポストルは親を失った子どもと変わりない、情緒が育っておりませんでしたよ」

トリーシャ「カーティス、貴方はそんな子どもさえ利用したしたのですか」

カーティス「貴女はアポストルを排除するべきではないと?」

トリーシャ「それが、悪手である事は分かっています。マクダレーナに与した者たちとは異なり、アポストルは人間ではない。極論、排除しても何の問題もない。けれど。たとえどれだけ憎くともそれだけでいいはずがない。少なくともレアはただの人間のように見えた」

カーティス「面白い話ですな。しかし、それを決めるのは最早あなただ」

トリーシャ「貴方は、貴方の死でもって、この国を」

カーティス「その為には悪役が必要だった。しかし、いかなる理由があろうとも私は真に罪人だ。アポストルを優遇し、マクダレーナの復活を企み国家全体を巻き込んだ。お分かりですね?」

トリーシャ「それでも。……それでも!フローレはあなたに生きていてほしいと願っていた」

フローレ「……」

カーティス「……否、妻子を捨て、この国に尽くすと決めた時より。別れは済ませた筈だぞ」

フローレ「私は!ただ、お父様にこんな事で死んでほしくないのです。だから、どうか」

カーティス「……くどいっ!――っ!」

突然、闇がフローレを襲わんとする。
フローレ「っ!」

それを庇ったカーティスを闇が襲う。
カーティス「がっ!?」

ガリアント「同胞、を、よくも」
その声色は怒りに震えている。

フローレ「お父様!?」

ガリアント「報、い、を――――受け、ろ、!」
ガリアント、追撃しようとする。

フェードル「させん!」

アレックス「やらせねえ!」
アレックス、フェードルがガリアントに飛び掛かる。

ガリアント「ッ――」
ガリアント、ワープで撤退。

カーティス「が、……」

トリーシャ「カーティス!」

カーティス「トリフォニア様――どうか、この国を――
フロー、レ…お前には、苦、労を……」

フローレ「お父様…?おとう、さま」


To be continued……
Pass :
あんみつ

Re:使徒編8章 目覚めの記憶

2019/12/05 (Thu) 10:05:34
投稿有難うございます!更新遅くなってすみません。

カーティス王ー
フローレが前章「捨てることでしかこの国を守れなかった男」と言ってましたね。
いくら国民を愛していても力もなく、英雄という格もない。
だが、自らが悪となることで相応しい人間を英雄にすることが出来る……代価が、大きすぎる気もします。
いずれにせよマクダレーナの影響力も残党もある状況、選択肢もないとくれば……これ以外なかったのでしょう。
フローレとしても、ツラい……
Pass :
mm

Re: 使徒編8章 目覚めの記憶

2019/12/28 (Sat) 12:26:44
多分今年最後の投稿…かと。
今年は色々ありがとうございました
来年もよろしくお願いいたします。
――――――――――――――――――――


使途編8章 
chapter-2 相反する一つ


=全体MAP・オープニング=

あの日、あの時、マクダレーナ様は勝利した。
紋章を揃え、神への復讐を果たす。マクダレーナ様の悲願が叶った日だった。
同胞に一人が壊れもしたか、それは些細な事だ。

その勝利をなんの奇跡か覆された。そこまではいい。

我らは役割を終えたはずだ。だが、我らアポストルは生き残っていた。
これではダメだ。マクダレーナ様が存在しなければ、私がここにいる意味がない。
私がいるのならばマクダレーナ様がいなければならない。ならば、私はマクダレーナ様をよみがえらせよう。

我らも奇跡を求めよう。ありえぬ勝利があるのなら、あり得ぬ再会もあり得よう。
運命も、星の廻りも、我らに微笑まぬ道理はない。



その日、私は目覚めた。

我らアポストルに安息の地はない。
人間たちの怒りは妥当なものだ。
しかし、私たちは生きている。

だから、せめて、この過酷な世界に生きる同胞たちが平穏に生きていく事が出来るように。


私はその為にこの命を使いたい、


■オープニング1

ムサシ「ありがとうっス、フローレさん。抜け道、教えてもらって。ここ、王族用の抜け道っすよね?もう戦闘は始まってどうしようかって思ったっすけど、おかげで城内に行けるっす」

フローレ「気にしないで。それから私は、別行動をとらせてく貰う」

ムサシ「なんでっすか、いきなり!?」

フローレ「もう十分頭は冷えた。
望まれてないかもしれないけど、それでもカーティス王、お父様を見届けないと。せめてそれぐらいは」

メルツェル「……一人で大丈夫か?」

フローレ「大丈夫だ。もう世話を焼く必要はない」

メルツェル「そいつは何より」

シャルティエル「……そうか、頑張れよ」

フローレ「そっちもね」


■拠点会話
なし


■拠点買い物
なし


■戦闘準備画面へ

■戦闘前会話
玉座の部屋前

ムサシ「この先にレアさんが…」

シャルティエル「……」
シャルティエル、一歩前へ出る。

ムサシ「シャルさん?」

シャルティエル「いるんだろう?アポストル」

ミケイルとガリアント、スッとIN

ムサシ「こいつら!」

ガリアント「……」

ミケイル「ようやく来たか、女神の直系!貴様がここにくると確信していたとも。」

シャルティエル「アポストル……!」

ミケイル「女神の直系!貴様と私は目的は違えど共にマクダレーナ様を求める同士!
マクダレーナ様再臨をここで共に祝おうではないか!」

シャルティエル「悪いが、断る。」

ミケイル「なに?」

シャルティエル「今、俺が用があるのはレアだ。マクダレーナじゃない」

ミケイル「レアゾンにか?あの出来損ないは自らの性能を超えマクダレーナ様の器となる栄誉を得たのだ。そして自ら、マクダレーナ様の器となる事を良しとしている」

シャルティエル「……アイツがそれを、受け入れたって言うのか?」

ミケイル「そうとも。……私とてレアゾンが惜しくない訳ではない。
だが、レアゾンが固有の人格を得た事。レアゾンの殉教の旅を終え、憎しみを受け入れた事。そして貴様がここに現れた事。その三つの奇跡が起こった。
すなわち、マクダレーナ様の復活が、祝福されたものである証。ならばもはや、止まるつもりなどない」

シャルティエル「奇跡?あんなものは面倒な偶然だ。はっきり言うが忌々しくさえある。きっとお前はそんな理由がなくてもきっと止まらなかった」

ミケイル「貴様はレアゾンとの出会いを忌々しいものだと?」

シャルティエル「そうだ。出会わなければよかったさ。もし、レアに出会わなければ俺は、復讐に身をゆだねることが出来た」

ミケイル「貴様のマクダレーナ様に対する情念は一切変わっているとは思えんがな」

シャルティエル「当たり前だ。変わる理由がない」

ミケイル「レアゾンの意思も固まったといった。なぜマクダレーナ様を求めない」

シャルティエル「あいつも俺も、自分勝手なのはお互い様だ。お前は違うのか」

ミケイル「全てはマクダレーナ様の為。それが我らアポストルの唯一の存在価値、その為に作られ、その為に生きた。貴様には分らぬはずがない」

シャルティエル「―――」

ミケイル「―――意外だったな。これほどまでに意見が合わぬとは」

シャルティエル「……それに関しては同感だ」

ミケイル「ならば致し方なし。貴様の血で混沌の宴に彩を加えよう。ゆくぞ――女神の直系」

シャルティエル「決着をつけるぞ。アポストル」

シャルティエルとミケイルのいる側と、4人の仲間とガリアントの側が分断される。

ムサシ「シャルさん!」

シャルティエル「あいつの相手は俺がする。ムサシ、お前は」

ムサシ「こっちの事は心配いらないんで。こっちも意地でも勝つっす。」


――――――――――――――――――――

アリナレイド「こんな私ですが…少しは希望を持ってもいいでしょう?」

コメット「私はシューター撃てれば何でもいいけどねー。でも、出来たら勝ってね」

メルツェル「好きにやれ。見届けてやる」

ムサシ「さあ!行くっすよ。」

ガリアント「………」


■戦闘
味方ユニットが5人となる。
ムサシ、コメット、アリナレイド

勝利条件:ミケイルの撃破
敗北条件:シャルティエルの死亡
敵:アポストル、残滓の魔物



アポストル
レベル:10
 クラス:スナイパー
 持ち物:銀の弓 特効薬 
 HP:40 力:13 魔力:10 速さ:15 技:18 守備:12 幸運:5 魔防:10 体格:14 移動:6

アポストル
レベル:10
 クラス:ファルコンナイト
 持ち物:銀の槍 特効薬 
 HP:40 力:12 魔力:10 速さ:18 技:15 守備:9 幸運:5 魔防:12 体格:14 移動:6

アポストル
レベル:10
 クラス:バーサーカー
 持ち物:銀の斧 特効薬 
 HP:40 力:18 魔力:10 速さ:17 技:12 守備:8 幸運:5 魔防:6 体格:16 移動:6

アポストル
レベル:10
 クラス:勇者
 持ち物:銀の剣 特効薬 
 HP:40 力:15 魔力:10 速さ:16 技:20 守備:11 幸運:5 魔防:10 体格:14 移動:6

ヘイル×4
レベル:14
 クラス:ヘイル
 持ち物:ルナ 
HP19 力0 魔力24 技10 速さ0 守備1 幸運0 魔防1 体格15 移動6

ヴァナルガンド×4
レベル:14
 クラス:ヴァナルガンド
 持ち物:残滓の牙 レベル- 威力5 命中90 必殺0 射程1 重さ0  消耗しない/相手の守備を無視する
HP25 力8 魔力0 技12 速さ18 守備5 幸運0魔防5 体格10 移動6


ミドガルズオルム×2
レベル:15
 クラス:ミドガルズオルム
 持ち物: 
HP40 力3+12 魔力5+12 技0+12 速さ5 守備0+15 幸運0 魔防1+20 体格20 移動5
戦闘力:
:攻撃力30 命中124 攻速5 回避10 必殺0 必殺回避0 防御15 魔防21
武器
残滓のブレス レベル☆ 威力15 命中100% 必殺0 射程1 重さ0 消耗しない/相手の守備を無視する(力依存)




BOSS:ミケイル
クラス:賢者
レベル:14
HP:40 力:10 魔力:16 速さ:13 技:14 守備:15 幸運:5 魔防:15 体格9 移動:8
所持品:エンティクス

エンティクス 理☆(ミケイル専用)威力10 命中90 射程1〜2 必殺5 重さ7 回数--
ミケイルの執念が生んだ魔道書。相対する相手を制御する力を持つ。
武器レベルがS以外の武器と戦った時、相手の攻撃力を半分にして計算する。

相手方の攻撃力が40、装備者の防御力が20の場合
40-20=20÷2=10 ×
40÷2=20-20=00 〇
エンティクス:攻撃力26 命中120 攻速13 回避31 必殺12 必殺回避5 防御15 魔防15

BOSS
ガリアント
クラス ドルイド レベル14
HP40 力10 魔力21 技17 速さ15 幸運6 守備13 魔防20 体格5 移動6
闇S 杖A
所持品 アン・フォーリンス リライブ

地形効果:エンチャント・スペリオル(HPが0にならない)

アン・フォーリンス
闇A 威力9 命中95 射程1〜2 必殺0 重さ5 回数--
標的を魔力で押し潰し、特別な力を反転させる闇魔法。
戦闘時、敵の+されたステータスを-扱いにして計算する。
元の魔導書に追加する形でアップデートされている。

戦闘力
アン・フォーリンス:攻撃力30 命中132 攻速15 回避36 必殺13 必殺回避6 防御13 魔防20



◆敵増援
なし

・宝箱
マスタープルフ
5000G
勇者の斧
ライブリング

■攻略情報
シャルティエルVSミケイル
片方は
武器はアステル以外を使った場合、ダメージが通りにくいのでアステルを使用する事になるだろう。
(なお、仕様上ヴォルフバイルでもダメージは普通に通る。)
奥義と必殺が同時に出た場合、1ターンで終わる。

ガリアント他4体のアポストル及び、ヴァナルガンドは移動しない。範囲内に入った場合攻撃を開始する。
ガリアントとアポストルはHPが半分を切った場合即座に撤退する。
だが、それなりに強く不用意に手を出すのは避けた方がいいだろう。


あまり欲を出さずに、向かってくる敵だけに応戦するのが無難。
シャルティエルVSミケイルの決着を待てば問題はない。

■ボス初戦時

◆汎用
ガリアント「…………」

◆ミケイル(ゲーム中に表示されることはない)
ミケイル「全てはマクダレーナ様復活の為に!この戦いを捧げる。貴様も光栄に思うがいい」



◆ボス特定会話

◆ミケイル×シャルティエル

ミケイル「我がエンティクスの前に、貴様ら人間如きのなまくらが通用すると思うな!」

シャルティエル「どうかな?」

ミケイル「なるほど。人器か。ふ、ははは」

シャルティエル「…何がおかしい」

ミケイル「貴様はそれの価値を知らぬのか?」

シャルティエル「貴様が何を知っている」

ミケイル「やはり知らぬか。人器の政治的な価値を。貴様を倒し我が手に加えさせてもらう」




■ボス撃破時

◆ミケイル
エンディングに移行する為参照データなし。


◆ガリアント
撃破されないため参照データなし。



■エンディングノベル

武器の差はわずか。優位を破られたミケイルの動揺も早々に回復し、ほぼ互角の戦いが
長く、本当に長く。その戦いは続いていた。永遠に続くただの意地の張り合い。

いや、二人にとっては一瞬だっただろうか?幾度の刃と、幾度の術が交差する。


威力を絞った魔力弾を水平に連射し、壁際へ追いつめる。シャルティエルはアステルを盾に走りながら壁を蹴り上げ、跳躍。回避と同時にそのままミケイルへ強襲する。

ミケイルの攻撃は終わり、再度の攻撃を行う“タメ”が必要となる。突撃してくる敵を躱さない。否、躱す必要がない。
何故なら既に攻撃は終わっていたのだから。既に展開されていた…戦闘の間に壁に刻み込んでいた術式を起動し、シャルティエルへ向かって魔力の魔術の弾丸が襲い掛かった。

それを防ぐのは容易。アステルを構えて防御する。だが、問題は視界を防がれたことと
「これで終わりだ、女神の直系!」
防御の位置を見切り、今現在放つことのできうる最大の一撃をシャルティエルの心臓へ向けて叩き込む。
空中では回避はできない。視界が防がれ、絶え間なく弾丸が襲い掛かっている状況では防御の位置をずらすことも難しい。
「なっ!?」
シャルティエルは右腕で、直接その術を躊躇いなくつかみ取り、そのままそらす。

「ッ…アステル!!」
焼け焦げた右腕の痛みに耐えて、人器の名を喚ぶ。
瞬間、シャルティエルは物理法則を無視して空中で加速し、再びミケイルへ強襲する。

「ッ!」
シャルティエルは己の奥義を、尽くす。
現在を司る斧。その一撃はミケイルを守る魔術の強化を打ち砕く。

「まだだ!」
ミケイルは体勢を立て直し、再度の攻撃を試みる。
が、2撃目。着地の衝撃を利用し、ミケイルの右腕を吹き飛ばし反撃の芽を摘み致命的な隙をこじ開ける。
――開いた隙に叩き込んだ3撃目。アポストルの躰を打ち砕いた。」

「バカな……。貴様、何故だ。何故だ!?これを逃せばマクダレーナ様には、二度と!」
致命の一撃を受けてなお、ミケイルは限界を超えて崩れ落ちる事はない。
アポストルとしての使命か?それともただの機能か、ミケイルにとっては理解していない部分で致命傷に耐えていた。

「こんな奇跡は、二度とない。そんな事は分かっている……分かっているんだ」
「ならば、何故だ!?」
マクダレーナが復活する。その奇跡ともいえる機会に、
憎む者も、愛す者も。マクダレーナを何かで代替する事も、思い出とする事も、新しい意味を見出すことも、この二人にはできなかった。それは、未だ一片たりとも変わっていない。

「――俺はあいつは友だ。あいつをマクダレーナにはさせない。」
この二人に差があるとすれば、大いなる理想の前に、当たり前の事を思い出せていたか。ただ、それだけの事なのだろう。

よほどの狂人でもない限り、友や同胞は出来る事ならば犠牲にしたくはないのだから。
その答えがミケイルにどのような心象の変化をもたらしたかは分からない。

「……行けばいい。そして…そして……」
ただ、ミケイルはその身を引いた。致命的なダメージを受けた体を必死で動かし、影へと消えて行く。

「――――」
シャルティエルはただそれを見送る。そして。
ぐらりと、崩れ落ち――

「シャルさん!」
ムサシに、受け止められていた。

To be continued……



Pass :
mm

Re: 使徒編8章 目覚めの記憶

2020/01/23 (Thu) 20:39:09
使途編8章 chapter-3 
その者の名を叫ぶ

統合編:マクダレーナ


=全体MAP・オープニング=

私は、ただ、自分だけの私になりたかった。誰かから写し取った仮面じゃなくてただ一人の私で、世界を見たかった。
多くの憎しみを受けた。少なくも感謝や、好意も受けた。
ただ、それだけでよかったんだ。

だから、私の正体を知って。私の願いは叶って、私の願いがかなっていたことを知った。
私は私だけにできる方法であなたの、あなた達の願いをかなえてあげる。


■オープニング1
一枚絵、扉の前でシャルティエルを支えるムサシ。

シャルティエル「行くぞ、ムサシ」

ムサシ「シャルさん、ちょっとでいいから休みましょう。そんなにボロボロじゃ」

シャルティエル「ああ。…かもな」

ムサシ「ちょっとでも傷直してからの方がいいっすからね。アリナさん、杖を」

アリナレイド「じっとしててください」
アリナレイド、シャルティエルに治療を始める。

ムサシ「シャルさん」

シャルティエル「…少し、話を聞いてくれるか?」

ムサシ「はい」
コメット「うん」

アリナレイド「…」
杖で回復しつつ。

メルツェル「……」
少し離れた場所にいる。

シャルティエル「俺はマクダレーナが憎い。けど、動けなかった」

ムサシ「だよね。もしあなたに勇気があったら前の戦争に参加して、英雄って呼ばれてるもん」

シャルティエル「…!」

ムサシ「って、レアさんなら言うでしょうね」

シャルティエル「かもな。俺はマクダレーナが怖い。その恐怖を超えることも出来なかったから、全てが終わってからしか旅に出ることができなかった。おかげで簡単じゃなくなってしまった」

ムサシ「……そっすか」



■拠点買い物
鉄武器
鋼武器
銀武器
手槍
手斧
ライトニング
シャイン
ファイアー
エルファイアー
ミィル
ライブ
リライブ
リブロー
特効薬


■オープニング2


■以下共通

■戦闘準備画面へ


■戦闘

レア?「……」
玉座に座るレア。瞳を閉じている。
髪色が夜明けのような金から、全てを否定するような白へ染まっている(5/5で混ざってる感じです)
右腕が銀の腕となっている。

シャルティエル「レア!」

レア?「――」

シャルティエル「ッ!」
その、瞳に見据えられてシャルティエルは身をすくませた。その瞳はかつて見

レア?「……レアゾンの躯体を使ってまでわたくしをここに据えた、か。ミケイルをそのように作った覚えはなかったのだけれど。あれは最早使えない、か。」

シャルティエル「――俺を、覚えているか?」

マクダレーナ?「久しぶりね。シャルティエル――ああ、なんてつまらない。
あの時のまま、翼をもがれた鳥のようにただ終わりを待って、地に伏していれば良かったのに。」

シャルティエル「………」

マクダレーナ?「何もできない自分を死ぬまで噛み締めて這いつくばってみじめに生きなさい。そうすれば、見逃してあげる。わたくしはあなたにそう言った。
立ち上がった事は褒めてあげるけど――あなた、今にも恐怖で崩れてしまいそうよ?」

シャルティエル「……うるさい。マクダレーナみたいな声、出すな」

レア?「……」

シャルティエル「レア!」

???「レア?…………ああ、それならばすでに消滅した。模倣が終われば模倣した人格など消えてなくなる。もとよりレアゾンの模倣などそんなもの」

シャルティエル「ッ!…」

???「ふふ…いい顔をしているわよ、シャルティエル」

シャルティエル「お前は…お前はマクダレーナなのか?」

???「ふふふ。ええ。我が名はマクダレーナ。
この身がレアゾンの躰に、救世石。ならば、英雄の模倣ですり潰してあげましょう。私だけではなく、彼らとの格の違いを知るといいわ」

シャルティエル「違う。違うだろ……お前は…俺は!」

勝利条件:???
敗北条件:???
敵:???

レア/レアゾン/マクダレーナ/■■■■
クラス:混沌を招く者
レベル:20
HP:65+5 力:19+5 魔力:30+5 速さ:17+5 技:20+5 守備:10+5 幸運:5+5 魔防:20+5 体格:7 移動:7
属性:闇
武器レベル:光S 理S 闇S 杖S

所持品
アガートラム
光☆(レアゾン専用) 威力12 命中80 必殺0 重さ10 射程1~2 回数-- 移動、体格を除く全てのステータス+5
ミケイルの執念によって作られた銀の右腕。救世石が埋め込まれている。

戦闘力:アガートラム
攻撃力47 命中135 回避48 防御力15 魔防25 攻速19 必殺12 必殺回避10
特記:シャルティエルとミケイルのHPを0にすることができない

スキル:無尽界恨
自分のターン開始時にHPを10回復する。
また、条件を満たさずHPが0になった場合、HPを最大値まで回復する
(解除条件:「射貫けよ銀、我らが夢想をこの胸に」を使用させる)

奥義:縛られぬは青の竜牙
不殺 竜特効 気絶状態付与 自身の状態異常の回復
発動確立(100-現在HP%)
1度使用した後使用できなくなる。


奥義:白へ還すは光の吐息
太陽 重兵騎兵特効 2回攻撃
発動確立(100-現在HP%)
「縛られぬは青の竜牙」を使用した後使用可能になる。
1度使用した後使用できなくなる。

奥義:無慈悲たる紅き竜爪
流星 竜特効 戦闘時相手の魔力を半減
発動確立(100-現在HP%)
「白へ還すは光の吐息」を使用した後使用可能になる。
1度使用した後使用できなくなる


奥義:平定せよ猛き雷
対象のHPを1にする
発動確立(100-現在HP%)
「無慈悲たる紅き竜爪」を使用した後使用可能になる。
1度使用した後使用できなくなる


奥義:射貫けよ銀、我らが夢想をこの胸に
狙撃 飛行特効 2回攻撃 サイレス付与
発動確立(100-現在HP%)
「平定せよ猛き雷」を使用した後使用可能になる。
1度使用した後使用できなくなる


◆敵増援
なし

■攻略情報
最終決戦
ボスをまともに倒すのは不可能と言ってもいい。ステータスがけた違いに高い。
乱数調整を行うぐらいしか勝ち目はないだろう。
まずは条件が達成されるまで耐えるしかない。












■ボス撃破時
◆通常
???「混沌の花は再び芽吹く、さあ再び散るまで踊りましょう?」


◆特定会話

・シャルティエル

???「“レアゾン”が“シャルティエル”に惹かれたのは、私の記憶を朧気ながらも引き継いでいたからだ」

???「マクダレーナは、気に留めていた。自身に恐怖した少年を。レアゾンがお前を気にかけていたのは己の機能に過ぎない。それでも貴様はレアゾンに執着するのか?」

シャルティエル「……」


・メルツェル

???「貴方は…どこかで見たような気がするわね」

メルツェル「覚えてねえってんなら何よりだ。それとも寝ぼけてるのか」

???「ああ、かつてマルギットに傍らにいた騎士か。主を汚され、それでも生きながらえているなんて、惨めなものね」

メルツェル「それがアイツの選んだことなら仕方ねえさ。あいつの生きた道がどんなものであろうと否定するつもりはない。出来れば俺の手で終わらせてやりたかったのも本音だが。…それよりも、お前はあいつを汚したつもりなのか?」

???「!?」

メルツェル「なに痛いところを突かれた、みてえな顔してやがる」



◆奥義

・縛られぬは青の竜牙
???「模倣術式起動。
混沌を引き裂きし星々の輝きを我ぞ知る。

宿命にあり、堕落し、立ち上がる者

その力は剣。

愛を知り、鎖を砕き、時を越えん。
その輝きは青き星。故に――縛られぬは青の竜牙」



・白く還すは光の吐息
???「模倣術式起動。
混沌を引き裂きし星々の輝きを我ぞ知る。

楽園にあり、行動し、輝く者
その力は神竜。

信じ、赦し、羽ばたかん。
その輝きは純白の星。故に――白く還すは光の吐息」


・無慈悲たる紅き竜爪
???「模倣術式起動。
混沌を引き裂きし星々の輝きを我ぞ知る。

明けの明星にして戦乙女にあり、血を流し、無慈悲たる者

その力は槍にして黒き竜。

憎悪し、敗北し、愛を知れ。
その輝きは真紅の星。故に――無慈悲たる紅き竜爪」


・平定せよ猛き雷
???「模倣術式起動。
混沌を引き裂きし星々の輝きを我ぞ知る。
荒野にあり、簒奪し、王となる者

その力は雷の斧。

紋章を踏破し、魔王を打ち砕け。
その輝きは色に例えることなかれ。故に――平定せよ猛き雷」


・射貫けよ銀、我らが夢想をこの胸に

???「模倣術式多重起動。

混沌を引き裂きし星々、その輝きや我が思い。
祖は混沌を滅する太陽の威光
聖刻にあり、失い、理想を抱く者」

ピスティス「――模倣放棄
双翼にあり、狂気し、罪を背負う者。
見果てぬ夢の結末をここに。安息へと歩を進めん。
その輝きは銀の星。終幕に向け矢を放たん。

故に――否。その孤独は尽きることなく。溢れだす涙は世界を覆う。
射貫けよ銀、我らが夢想をこの胸に――」


◆選択肢

➡攻撃
境界の跳躍
持ち物
待機

◆ボス撃破時

・通常
“マクダレーナ”「所詮は、戯れ。混沌の花は咲き誇る事はない」

・シャルティエルで撃破した場合

シャルティエル「俺の勝ちだ、マクダレーナ!」

“マクダレーナ”「わたくしを倒しても、貴様が囚われた混沌が消えるものか!
貴様は、ただわたくしへの憎しみを恐怖だけで生きてきた。それを失った貴様は生きてはいられまい」

シャルティエル「俺は、それでも」

“マクダレーナ”「私を倒しても貴様は何者にもなる事はない。シャルティエル、お前は英雄になれなかったのだから。あの時を逃した貴様には。」

シャルティエル「俺は……」

“マクダレーナ”ふと、レアの顔に戻る。
レア「シャル…もう、大丈夫。怖がらなくっていいんだよ。
私の事は気にしなくっても大丈夫。おかげで最後の最後に正気に戻れた。最後に見るのがあなたの顔でよかった。貴方は貴方のままで、良いんだから」

シャルティエル「レア……!」
一枚絵。レアを抱えるシャルティエル。

→エンディングBへ


◆「射貫けよ銀、我らが夢想をこの胸に」使用後「境界の跳躍」をレアに対して使用する。

シャルティエル「お前が、お前がそんなに簡単に消えるわけないだろレア!お前ならたとえどんな事になったとしても、意地でも残る!何度でも言う。全然似てないってな!」

レア「なにを…なにをするつもりだ!」

シャルティエル、レアに触れると同時に画面がホワイトアウト。イベントシーンへ。

どこかの草原。まるで天使が飛び立とうとするような神聖な場所。玉座で涙を流す栗毛の少女の影がそこにはある。
もう一つの影、白と金色の混じった髪のレアが、それと会話をしていた。

レア「―――やっぱり、混沌の残滓はマクダレーナじゃなかった。貴女は、そうだね」

ピスティス「■■■■■■■■」

レア「だったら、世界なんて救わなければよかったのに」

ピスティス「■■■■■■■■」

レア「私ならきっと世界は救わない。私のやりたいようにやっただろうね」

ピスティス「■■■■■■■■」

レア「ごめんね。貴女を救うのは私じゃない。代わりにもなってあげられない。
それから、私の客さんだから、貴女は少し待っててね」

シャルティエルがこの場に現れ、栗毛の少女がと玉座が姿を消す。

シャルティエル「……レア!」

レア「それで、乙女の秘密空間までやってきたシャルは。はあ……、これでほとんど私の計画ご破算じゃん。シャルってば女神の直系の力を私に使ったなあ?」

シャルティエル「おまえ、やっぱり。さっきまでのマクダレーナはやっぱり、お前のものまねだった」

レア「似てたでしょ?」

シャルティエル「………似てない!」

レア「ふふ」

シャルティエル「帰るぞ」

レア「うーん……。私としてはさ。レアとして、自分の正体を知る事も、レアゾンとしての世界を味わうことも達成しちゃったんだよね。レアゾンはただ、世界を自分自身として味わいたかった。私が私として、世界を感じた瞬間にその願いは叶っていた」

シャルティエル「どういう事だ?」

レア「それで、そのお返しにみんなの願いをかなえてあげようって思っただけなんだよねえ。アポストルは私の同胞だし。ミケイルすごく頑張ってたし。マクダレーナをラニアの玉座に据えるとかよくわからない迷走始めちゃってた訳だけど。中身が私じゃなかったら即処断だったと思うなあ。
みんながマクダレーナ、欲しがってたから。だから、こうした。シャルだって、マクダレーナ、殺したかったでしょ?」

シャルティエル「マクダレーナでも、レアゾンでもなく、レアというお前としてはどうなんだ!お前は、生きたいと思わないのか!」

レア「いや、別に?」

シャルティエル「っ…!」

レア「……多分、これが人間とアポストルの一番の違い。私たちは目的のために作られた、こうやって望みを持ったこと自体、奇跡みたいなものだったんだよ。これ以上を望まない、望めない」

レア「もう私に生きる理由ないもん。だからこれでいいと思ったんだけどね?同胞の願いも、あなたの願いも、多くの人間の望みも」

シャルティエル「俺はそんな事、望んじゃないない!」

レア「えー?ホントに?けっこう揺らいでるように見えたよ?」

シャルティエル「そんなこと関係ないだろ。だったら!俺の今の望みを叶えて見せろ!」

レア「えー?」

シャルティエル「俺は、お前に生きていてほしい」

レア「……」

シャルティエル「お前が、自分の意志で死ぬことを決めたのなら俺はその意思を全力で踏みにじってやる。レア、お前の為じゃない、俺の為に」

レア「―――残念でした。もう遅いよ。混沌の残滓を取り込んで、マクダレーナの人格…術式を起動させた時点でもうの体の崩壊は確定で、制御用のアガートラムも時間は作ってくれるけど、それだけ。だから、素直に私をマクダレーナと思いこんだまま倒してくれれば色々あと腐れなかったんだってば。」

シャルティエル「どうにも、出来ないのか?」

レア「無理、かな。ホント、台無しにしてくれたよね。シャルってば。ついでに言えばあなたはミケイルを倒したわけだし、それを理由にあなたのお願い断っても良いんだよ?」

シャルティエル「うるさい!何とかしろよ!お前、マクダレーナの力を持ってるんだろ!」

レア「ええ…。さすがにちょっと身も蓋もないよ、それ。…―――」

シャルティエル「どうした?」

レア「なんとか、出来る」

シャルティエル「はあ?」

レア「だって、私、マクダレーナにできる事なら大体できるもん。マクダレーナ制御術式、アポストル創造式、救世石。そして女神の直系の力……ほんと、なんてことしてくれるんだよ!」

シャルティエル「知るか。こっちのセリフだ」

レア「私の負け、かなあ……。死ぬ理由も、どうしようもない現実も無くなっちゃったし」

シャルティエル「帰るぞ、レア」

レア「しょうがないなー。シャルは私がいないとダメダメなのかな?」

シャルティエル「うるさい。落ち着かないだけだ。だから、生きて俺のそばにいろ」

レア「ねー、シャル」

シャルティエル「なんだ?」

レア「もっともっと、私を満足させてくれるよね?」

シャルティエル「考えとくさ」

レア「混沌の残滓を切り離して、そっちに術式マクダレーナのまずい部分を持っていってもらって、私の体を良い感じに作り変える。手伝ってね、シャル」

シャルティエル「ああ」


―――――――――――――――――――――――――

レア「でもね、シャル。正直言って、嬉しかったんだ。ここまで来てくれて。おかしいよね。むしろ来てほしくなかったのに」

レア「ねえ、天上の玉座に座る貴女。貴女にもこんな奇跡が起きてほしいって言ったら、貴方は怒る?」
Pass :
mm

Re: 使徒編8章 目覚めの記憶

2020/01/23 (Thu) 20:40:55
使徒編8章 chapter3-2/2

■オープニング1
トリーシャ組が合流している。混沌がラニア王の玉座にとどまっている。

シェリカ「なにあれ。理論的に考えてひどいというか、混沌の残滓を何をどうやったらああなるの…?マクダレーナの知識?………」

トリーシャ「それで、シャルティエルはレアに対して何かを行って、それでああなったと?」

ムサシ「そっす。……とにかく今は様子を見るしかないっすね。シャルさんはあの中に入ったっきりですし…」


レアとシャルティエルが唐突にワープしてくる
レアの髪色は金と白が混ざったもののまま戻ってはいないが、その瞳はいつものレアだ。

トリーシャ「あなたは…」

ムサシ「レアさん!?元に戻ったんすね!」

レア「あー、うん。ただいま。ムサシに、トリーシャも。」

トリーシャ「レア!?無事だったという事?」

シャルティエル「……」

シェリカ「あなた達、あれはいったい何をやったの?」

レア「いろいろ言いたい事はあるだろうけど。今はあれを倒すのが先」

玉座に残っていた混沌がうごめき、一つの形を成し始める。

レア「細かい事は省くけどさ。あれは混沌の残滓を固めた物だよ。物理的に殴ればなんとかなるようにしといたから。大体は分かるでしょう?シェリカ」

シェリカ「そうか。混沌の残滓の制御自体は行えていたんだ。けれど、制御はおそらく不可能。つまり、どのみちマクダレーナの復活はあり得なかった。…どこか物悲しいわね」


■以下共通

■戦闘準備画面へ
再加入:レア
ステータスは離脱時と同じ。ロスト・アガートラムを所持している

ロスト・アガートラム 光☆(レア専用) 威力12 命中80 必殺0 重さ10 射程1~2 回数--
レアの右腕

■戦闘

コメット「撃って撃って撃ちまくる!結局やる事は変わらないわよね」

アリナレイド「この命、せめて未来のある誰かのために」

フェードル「油断をするなよ」

アレックス「俺に怖い物なんてねえぜ!」

シェリカ「混沌の残滓にアポストル…どうしようもなく興味深い」

オーキス「……」

メルツェル「さて、エクウェスとして戦うのもあと何回か。結構楽しかったぜ」

モンテーロ「マルギット様。ラニアの復興は、私が」

フローレ「お父様……私も、この国を…」

ディルカ「フォルトゥナ陛下…見ていてください」

トリーシャ「私はここで勝つ。お父様の為にも、カーティスの為にも、何よりこの国の為に」

ムサシ「天下無敵のハッピーエンド。やっぱそれが一番っすよ」

レア「もう自重する必要もないらしいから。全身全霊で好き勝手やらせてもらう」

シャルティエル「……行くぞ」

勝利条件:ピスティスの撃破
敗北条件:シャルティエル、レア、トリーシャいずれかの死亡。
敵:混沌の残滓

ミドガルズオルム×2
レベル:15
 クラス:ミドガルズオルム
 持ち物: 
HP42 力5+12 魔力5+12 技0+12 速さ6 守備0+15 幸運0 魔防1+20 体格20 移動5
戦闘力:
:攻撃力32 命中124 攻速6 回避12 必殺0 必殺回避0 防御15 魔防21
武器
残滓のブレス レベル☆ 威力15 命中100% 必殺0 射程1 重さ0 消耗しない/相手の守備を無視する(力依存)

ヘイル×4
レベル:14
 クラス:ヘイル
 持ち物:ルナ 
HP20 力0 魔力26 技10 速さ0 守備0 幸運0 魔防0 体格15 移動6

ヴァナルガンド×6
レベル:14
 クラス:ヴァナルガンド
 持ち物:残滓の牙 レベル- 威力5 命中90 必殺0 射程1 重さ0  消耗しない/相手の守備を無視する
HP30 力8 魔力0 技12 速さ18 守備6 幸運0魔防5 体格10 移動6



■■■■・ピスティス
クラス:混沌の残滓
レベル:20
HP:90 力:20 魔力:20 速さ:16 技:15 守備:15 幸運:0 魔防:15 体格:5 移動:7
武器レベル:光S 理S 闇S 杖S 剣S 槍S 斧S 弓S
属性:理

所持品
クリカラリュウ
剣☆ 威力13 命中90 必殺0 射程1-2 重さ9 耐久-- 
遠距離攻撃時、闇魔法

戦闘力:
攻撃力33/33(66/66) 命中120(60) 回避24 防御力15 魔防15 攻速12 必殺10 必殺回避0

スキル:混沌の残滓
残滓の魔物を出現させる

スキル:残滓の暴威
フィールド上に存在する敵対存在に自分のターン終了時10のダメージを与える

スキル:空の玉座に座す者
自分のHPは半分以下になると命中率が半分になり、攻撃力が2倍になる。
地形効果:


◆敵増援
1ターンに各種1体ずつ残滓の魔物が召喚される。



■攻略情報
BOSSのピスティスを倒す。
先ほどまで戦っていたレアと比べた場合、十分に勝機のある相手だ。


■ボス初戦時
ピスティス「■■■■■■!」


■ボス特定会話

VS
・フェードル
フェードル「……君は、詳しい理屈は分からないが」

・シェリカ
シェリカ「仮説としてはもちろん存在しえた。けれど、喜んだらいいのか悲しんだらいいのか。私にはわからない」

・メルツェル
メルツェル「……お前、何やってる?」

・モンテーロ
モンテーロ「貴女、なのですか?……何故…?」




■ボス撃破時
◆通常
ピスティス「■■■■■■!!!!!!」




■エンディング

使徒編・エンディングへ

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